消費税が上がる
とうとう10月から消費税が10%に上がるということで、そりゃため息も出ますよね。
消費税なんかなかった時代が懐かしい…
あちらこちらで見かける「購入は増税前に!」的な表示
ショッピングセンターや家電量販店に行くと、「増税前にご購入を!」らしき表示が連発してある。
折り込みチラシもそうだ。
メールも送られてくる…
たしかに消費税が上がる前に買った方が、税が安いのだから支払う金額は安く済む。
それってほんとにおトクなのか?
少しでも節約しようと、買い物かごにドカドカ入れる主婦軍団…
でも、増税前の駆け込み購入は本当に「お得」なのだろうか。
【5万円の家電の場合で考えてみた】
5万円の商品を買う場合、消費税4千円が加わり現在は5万4千円。
消費税が10%に増税後は5万5千円になる。
その差は1000円
(単純に2%足しても簡単に出ますよね)
何年その製品を使うのかにもよるが、5年間使用すると仮定して計算する
5万4千円を5年間(60カ月)で割ると、1か月900円だ
5万5千円を5年間(60カ月)で割ると、1カ月917円となる
その差は1カ月17円。
では、
増税前だといって『まだ使える』家電を処分して、新しいモノを買う場合はどうなるのか。
仮に古い家電があと半年使えたとしよう。
5万4千円相当の製品の場合、月割りで1カ月900円の計算になるから、半年伸ばせば900円×6カ月で5400円のトクになる。
さらに1年伸ばして使うということになれば、10800円のトクになる。
増税の差は、わずか1000円
つまり、まだ使えるものならばわざわざ新しい物に買い換える方が損になるのだ。
10%になるといっても、使えるうちは使い続けて、壊れてから、もしくは性能にどうしようもなく不満が出た時点で買い換えるのが最もお得なのだ。
ものによっては、増税前の慌てた買い物は明らかに「損」になる。
増税前の購入が得なもの
日常の消耗品は減る一方なので、ある程度は多めに買っておいてもいいだろう
トイレットペーパー・ゴミ袋・歯ブラシ・石けん…
使用期限をあまり気にしなくてもよい、減ってばかりいくものなら、多少は買い置きをしておいても損はない。
といっても、部屋中にトイレットペーパーを積み上げ、倉庫状態になってしまうのも考えものだ。
やはり何事も「ほどほど」がいいだろう。
見せかけの「増税前に!」にのせられて損をしない、賢い買い物にしよう。
ポリフェノール( ^^) _U~~