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ポリフェノールのお道具箱

カタログやCMで美化されたイメージ抜きで、本当にいいモノをご紹介しま~す!!

iMovieに最初から入ってるサウンドトラックを使ってYouTubeに載せると、広告が入って著作権者に収益が入る。

動画編集に便利な「iMovie」の落とし穴

 

iMovieiPhoneに無料で入れられるし、使いやすいんだけど意外な盲点がありました。

iMovieの中のサウンドトラックをフリーで使えるっぽいのですが、

自分で撮った動画に音楽を付けようとして、最初からiMovieの中に入ってる音楽を使うと、元の曲を作った人の著作権が効いてるらしいです。

で、その動画をYouTubeにアップすると、著作権者(曲を作った人)が申し立てを行なう形になって、しかも再生中に自動で広告が挿入されて著作権者に収益が入ります。

順を追って説明しますね。

「公開」「非公開」の二度試しましたが、同じ結果でした。

まず、アップした直後にYouTubeからこんなメールが届きます。

 

f:id:chef1:20191215171357j:plain

まず、こんなメールが届きます。

著作権侵害の警告』ではない

 

メールの内容を見ると、無断で使った著作権侵害」の警告ではないらしいです。

それでも、「自分の曲が使われた」って感じの「申し立てがあった」と判断されるようです。

 

もう少し詳しく見てみましょう。

 

YouTubeから著作権の申し立てがあった件で届いたメール

YouTubeからのメールを詳しく見てみると。

アカウントへの影響は「なし」

無断でテレビ番組や映画を載せてるような、完璧な著作権侵害ではないので、さすがに自分のアカウントへのペナルティはありません。

では、何が問題なのか。

次にYouTubeのクリエイターツールの画面を見てみましょう。

曲を作った著作権者だけに収入が入る仕組み

 

 

iMovieに最初から入ってる音楽を使うと、作曲者にのみ収入が入ることになる。

iMovieの音楽を使ってYouTubeに載せると、広告が表示されて著作権者の側に収益化される。

 

この画面は、YouTubeの自分のアカウントのクリエイターツール(アップした動画を編集したり管理するトコ)の、「著作権」のアイコンをポチると見れます。

このページを読んでも、やはり使った音楽には著作権があって、「使用は許可」されてるからOKだけど、広告が表示されることがあって、収益は曲を作った著作権者に入る。

とある。

ということは、もしも自分の投稿した動画が爆発的に伸びて何百万回再生されたとしても、動画を撮った人(編集者)には1円も入らず、音楽の制作元だけに収入が入る。

ということになる。

 

対策方法はあり

 

ちなみに収入を分配する仕組みや、

Monetizing eligible cover videos - YouTube Help

音楽だけを入れ替える方法もあります⇩

Swap the audio track on your video - YouTube Help

でも、音楽のテンポなどに合わせて動画編集してるはずなので、アップしてから音楽を著作者フリーのものに入れ替えるよりも

最初からユーチューブのオーディオライブラリに載ってる曲とか著作者フリーの音楽を使った方がいいかもですね。

 

結論

 

まとめると、iMovieに初めから入ってるサウンドトラックの音楽を使って、自分の撮った動画にくっつけて編集したものをYouTubeにアップした場合、

『使っても問題はないんだけど、自動で広告が入って音楽を作った人に収入が入りますよ』ってことになる。

 

現在、YouTubeのグーグルアドセンスのアカウントを取って、収益化するのはハードルが高い。

視聴時間とチャンネル数をかなり稼いでなきゃならないからだ。

 

それでも、自分の作った動画に勝手に広告を入れられて、しかもそのままだと収益が音楽を作った側だけに入るのであれば、はじめからiMovieに入ってる音楽は使わず、著作権フリーの音楽を使った方がいいんじゃないかと僕は思う。